リオも東京も…ジャニーズに頼る民放TVの「五輪戦略」
これはスポーツネタがバラエティーの無難なコンテンツとはいえ、今夏の五輪だけでなく、4年後の東京五輪まで見据えた戦略に見える。
スポーツバラエティーをやってる前出の3人(中居、村上、相葉)が五輪後や最中に五輪裏話を聞く特番担当にすれば、各グループひとりずつ“五輪担当MC”ができるわけだ。そしてTOKIOは「白熱ライブビビット」(TBS系)のキャスター国分太一がやれば、局も1つずつ振り分けられたりして(日テレには「NEWS ZERO」の桜井翔がいる)。
今やバラエティーだけじゃなく、ワイドショーやニュースのキャスターも務めるジャニーズ。4年後はスケジュールがとられすぎる海外ではなく東京五輪だから、スポーツキャスターになって試合会場を席巻しそうだ。
そういえば、女子バレー最終予選ではコートサイドでSexy Zoneが「がんばれー!」とか騒いで耳障りだったが、東京五輪ではさらに大人数のアイドルと松岡修造が大騒ぎすることになるだろう。今からちょっとウンザリだ。
テレビ局は4年後までジャニーズ頼みらしい。
(作家・松野大介)