紅白の寸劇話題に NHK武田アナの知られざるラテン系素顔
演歌歌手にとって紅白の晴れ舞台は翌年の営業に直結するといわれるが、このアナウンサーもご多分に漏れず。昨年末の紅白歌合戦で総合司会を務めたNHKの武田真一アナ(49)のことである。
有村架純(23)と嵐・相葉雅紀(34)の若人コンビを見守る姿勢に徹し過ぎたせいか、存在感が薄い、地味過ぎるという声もあがったが、映画「シン・ゴジラ」絡みの寸劇はなかなかのもの。まるで石畳を闊歩するミラノ男のスナップのように、マフラーの端っこをコートの襟の中にきちんとしまい込む正統派の装いながら、大きく口を開けて「microphone Godzilla ゴジラ・マイク!」とPPAPの替え歌を披露。タモリとマツコ・デラックスが繰り広げた“夫婦漫才”以上のパワーを見せつけ、視聴者をざわつかせていた。
日頃は、「ニュース7」のメーンキャスターを張り、報道のエースとして活躍している武田アナ。突発的な災害や事件が起きても、取り乱すことなく、持ち前の滑舌と声の良さで切り盛りするアナウンス技術は誰もが認めるところ。とにかく硬派なイメージだが、紅白の寸劇を見た武田アナを知る人物は、「あれが彼の本性。素で楽しんでいたはず」と、こう続ける。