「原点返れ」の声…視聴率40%でも最低だった紅白の惨状
やはり、この人の目は節穴なのだろう。NHKの籾井勝人会長が4日、年頭あいさつで、平均視聴率が40%台に回復した昨年の紅白歌合戦について「『今年の紅白は面白いぞ』ということが伝わった結果」と分析してみせたのだ。冗談も休み休み言ってほしい。今回の紅白はトンデモない内容だったと各方面で酷評されている。
目玉だったSMAPも引っ張るだけ引っ張ったが、結局は出場せず。和田アキ子ら大物が相次いで落選したことで“重厚感”がなくなった上、出場46組以外のサプライズ出演もなかった。目立ったのは、冒頭から最後まで出演したタモリとマツコ・デラックスの“意味不明な”夫婦コントだけ。正直、見るに堪えないものだった。
「SMAPのために空けていた“15分間の枠”が、MCや企画など歌以外に充てられたのですが、全体的に間延びしてしまった。制作サイドは出演者の“アドリブ”を歓迎するとしていましたが、司会の嵐・相葉雅紀と有村架純の2人では経験が浅すぎて、うまい“切り返し”もできず。総合司会の武田真一アナも地味。やはり、有働由美子アナのような“華”のある人を起用すべきでしたという声しきりです」(NHK関係者)