青年劇場「原理日本」 国粋主義者の狂気に近づく恐ろしさ
奇妙なタイトルだが、これは昭和初期から敗戦時まで言論圧殺の活動をした国粋主義者・蓑田胸喜(むねき)が創刊し、自身の思想実践の足がかりにした雑誌名に由来する。
蓑田のターゲットはマルクス主義者ばかりでなく、自由主義的な学者・知識人に及んだ。京大・滝川事件(1933年)に続…
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