朝ドラで新髪形 有村架純がポニーテールで狙う脱アイドル
女優・有村架純(24)が今週からNHK朝ドラ「ひよっこ」でポニーテール姿を披露しているが実はこれ、なかなか興味深い。有村演じるヒロインは高度成長期真っただ中、茨城の山奥から集団就職で上京してきた“金の卵”。だが、勤め先だったラジオ工場の倒産に伴い、新たに東京のど真ん中、赤坂にある洋食店「すずふり亭」でウエートレスとして働くことになり、ヘアスタイルも一新した。
有村はこれまでもドラマ「ハガネの女」(10年)や「失恋ショコラティエ」(14年)などでひとつ結びを披露してきたが、今回はより後頭部の高い位置で髪を束ね、白いリボンをあしらった王道かつ清楚なスタイル。男ウケが狙える一方で、顔の輪郭や体積があらわになる危険性をはらんだある意味、難易度の高いヘアだ。
思い起こせば、ブレークするきっかけとなった「あまちゃん」(13年)では聖子ちゃんカット、各映画賞のタイトルに輝いた「映画 ビリギャル」(15年)では金髪ヘアに挑み、話題をかっさらってきた。作家でアイドル評論家の中森明夫氏は、「このタイミングで有村がポニーテールに挑むことは非常に大きな意味を持つ」とこう続ける。