女優危機? 真木よう子ツイッター騒動の真相と視聴率の闇
しかもそれに反応し、〈その機器を見たことありまーす!!友達の家にありまーす!!とりあえず言っとけばいい?〉(現在は削除)などと返信するフォロワーも出てきたというのだ。
これはたしかにマズい。思い起こせば2003年、当時、日本テレビのプロデューサーだった人物が視聴率アップを目的とし、ビ社のモニター世帯の割り出しを画策。視聴を承諾した世帯に商品券などを渡して視聴率を買収し、プロデューサー自身も電話で依頼するなどの不正操作が発覚したため大事件となった。事件当時、再発防止として視聴率のあり方を考える諮問機関が設置され、コンマ数%の違いに一喜一憂しないよう業界内外に広く啓発するなどの提言がなされたが、あれから14年。今回の件ひとつとっても視聴率の問題は改善されたとは言い難い。
民放は企業からのCM出稿料が自分たちの飯のタネとなる。大事な出稿料の価格を決める視聴率の信憑性が揺らぐような事態はあってはならないが、そもそも視聴率は標本誤差があるデータ。調査対象世帯数900世帯で視聴率10%だった場合、プラスマイナス2.0%の誤差があるとされているのだ。