「浜崎の着目すべき点は息の長さ。安室に少し遅れてデビューし、その後、宇多田ヒカルとも歌姫トップの座を競いました。安室がダンスミュージックでコンサートの演出のうまさでファンを引き付けるのに対し、浜崎は等身大の歌詞に訴求力がある。詞の巧みさは、静の西野カナに動の浜崎と言ってもいいでしょう。この先、50歳、60歳になった彼女が、どんな歌手になるのか興味深いところです」(音楽評論家・富澤一誠氏)
小柳ルミ子が「アスリートや政治家に引退はあっても、歌手に引退はない」と言っている。無事これ名馬の格言通り、浜崎が過小評価されていることが気になる。