炎上は狙ってないけど「ひな壇出ない芸人」の座は安泰
それで自分のやりたいことでもブレーキ踏むっていうのはないんですけど、説明してもあまりにもうるさく言ってくるときは、「もうここに時間使うのやめよう」と思います。「もう仕方ねえ」って。
一方で、炎上って凄くいいことが最近分かったんです。参入障壁が上がるんです。たとえば僕、テレビ番組のひな壇に出ないって言ったんですね。それで先輩方やそのファンの方、その先輩方の周りのスタッフさんに、もうバッシングされたんです。それを関係者の人が、タレントさんとかもみんな見ているから、結局、ここ10年ぐらい「ひな壇出ない芸人」って現れなかったんです。
僕はひな壇出なくなって毎日むっちゃ楽しいんです。自分のペースでいけるし。けど、競合は出てこないですね。みんな、僕が処刑されているのを見てるから。それはやっぱりよかったですね。
「ひな壇出ない芸人」の寿命ってもうちょっと短いと思ってたんですよ。なんでひな壇に出ないかという理由を説明する時に、みんなを納得させられる“ポジショントーク”が10年ぐらいできちゃってる。処刑にあったからだろうな。あれはよかったんだと思って。
「なんで批判すんだよ」って当時は思っていたんですけど、「いや、あれは批判されたからポジショントークまだできるんだ」って。悪いことだけじゃなかったですね、バッシングされるっていうのは。