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西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

大喜利は松本さんにポイントが入る仕組みになっている

公開日: 更新日:

 部下の手柄を自分がやったふうに報告するサラリーマンは少なくない。逆に失敗したときは、責任を取らずに「こいつが悪いから」と知らんぷり。理不尽なやり方に不満はたまるだろうが、それがイヤなら組織を抜けるしかない――。

 基本的には親っていうか、ファミコンでいうたら、任天堂が得するようになっているんですよ、やっぱ。みんなカセットを作っても、結局、ファミコンに差さないとプレーできない。「ドラクエ」を作ったのはスクウェア・エニックス社ですけど、結構、任天堂に取り分を持っていかれていると思うんです。でも、そういうところに突っ込んでいったのはエニックスだから。それが嫌だったら自社でハードを作るしかない。

 基本的に手柄は親に取られるもんだと思った方がいい。そのプラットフォームに飛び込んだから仕方ない。

 たぶん議論しなければいけないのは、会社に入る前だと思います。それが嫌だったら、会社に入らなければいいし、入ったんだったら、「そもそも、それを受け入れてたんじゃないの」って思う。

 例えば芸人でいったら、大喜利。フリップに書いて答えていきますが、みんなすごい面白い答え出すんですけど、あれって若干、みんなの答え、松本さんにポイント入っていると思いますよ。あのフォーマットを作った、松本さんがチェアマンになってこれをやっている限りは、フォーマットを作った人の延命になっていると。それが嫌なんだったらそこに参加しなければいいし、僕は絶対しないんですけど。

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