女装キャラ企画も間が悪く…TOKIOリーダー城島茂の悲哀
マウンドで見せた笑顔とは裏腹に心中はさぞ複雑だったに違いない。新人女性歌手・島茂子(47)というキャラ設定でソロデビューを果たしたTOKIOのリーダー、城島茂のことである。
6日の神宮球場で行われたヤクルト―広島戦の始球式に女装姿で登場。「ちょっと遅咲きの新人歌手です。島茂子、島茂子でございます」と“おねえ口調”で気丈に挨拶するとスタンドのあちこちから「リーダー、頑張れー!」という同情の声が飛び交い、温かい拍手に包まれた。そして、ファーストDVD「戯言」の発売日5月16日にちなんだ「516」のユニホームを羽織り、山なりのワンバン投球を披露したのだが、その2時間半後――。所属事務所のジャニーズ事務所は中ぶらりんとなっていた山口の処遇について「契約解除」を発表したのである。
ソロプロジェクトが始動した当初、一体、誰がこのような事態を想定しただろうか。山口本人の辞表を受理したこととはいえ、城島にしてみれば、完全に新企画の出はなをくじかれた格好だ。松岡昌宏が女装家政夫に扮するドラマ「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日系)の主題歌ゆえ、女装キャラで足並みを揃えたが、さらし者にされたといっても過言ではない。