YOSHIKIの卓越した商才 チャリティーオークションも大盛況
■卓越したセルフプロデュース
ある芸能プロデューサーが言う。
「痩身で金髪ヤンキーのようなビジュアルは母性本能をくすぐる少女漫画のキャラをイメージしたというのは知る人ぞ知る話。自分のイメージをバービー人形にして売ったり、昨今ではYOSHIKIカードをつくって、ファンやタニマチにPRしています。そのカードで一定期間中に1000万円以上買い物をすれば、YOSHIKIとのランチができ、さらにYOSHIKIのピアノ生演奏がついてくるという特典をつけたキャンペーンを行っていた。CDが売れない時代をものともしないYOSHIKIの商才、セルフプロデュース能力は芸能界一かも知れません」
新曲発表にToshlの名前がなくファンの悲鳴にも似たコメントがネット上には多く寄せられるなど、ちょっとした騒ぎとなった件では、こんな見方が浮上している。
「結局のところ、アーティスト名を『X JAPAN feat. HYDE』から『YOSHIKI feat. HYDE』に変更して、配信を始めたようです。ファンの心情をおもんぱかってのことでしょうけど、Toshl脱退かとの臆測が流れ、報じられたりすることで結果的に宣伝になった。そういう展開を見越したうえで最初の発表をしたとすれば、凄いです」(スポーツ紙芸能デスク)
小泉元首相を筆頭に、上場企業経営者など政財界にもファンの多いYOSHIKI。そうしたファン層をがっちりつかみ、さらに随所で世間への巧みな仕掛けを展開して話題をつないでいく――。これらすべてをYOSHIKI自ら仕切っているとすれば、恐るべきタレントである。