高橋克典「不惑のスクラム」は中高年が泣ける感動のドラマ
9月。夏ドラマもいよいよクライマックスを迎える。
「今クールは、安定のテレ朝刑事ドラマを、『義母と娘のブルース』(TBS=火曜夜10時)や『グッド・ドクター』(フジテレビ=木曜夜10時)など"泣ける"ドラマが猛追。平均視聴率では"泣ける"が"刑事"を上回る見通しです」(テレビ誌ライター)
そんな中、9月1日から新たな"泣ける"ドラマが始まった。「不惑のスクラム」(NHK総合=土曜夜8時15分)がそれだ。安藤雄介の同名小説を、高橋克典(53)主演、全7話で連ドラ化した。
高橋演じる主人公が刑務所から出所し、死に場所を求めた河川敷で、40歳以上の"不惑"のラグビーチームに強引に誘われる。年齢も職業もバラバラ。暑苦しい"オッサン"たちの中で、死を求めていた主人公は"生の側"に腰を落ち着け……。
「おじさん世代にグッと刺さる、ひそかにイチ押しのドラマです」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏がこう言う。
「高橋といえば、かつて『サラリーマン金太郎』シリーズ(TBS=1999~2004年)や、『特命係長 只野仁』シリーズ(テレビ朝日=03~12年)で主演し、同世代の男たちの心をとらえました。この4月クールの『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』(フジテレビ)での怪演も記憶に新しい。"不惑"のラグビーチームを舞台に、おじさんを泣かせ、励ますことになるでしょう」