タイトルも方程式通り 高橋克典“イクメン侍”で狙う新たな顔
高橋克典(50)の代表作といえば、お馴染みのドラマシリーズ。「サラリーマン金太郎」(TBS系)と「特命係長只野仁」(テレビ朝日系)だが、新たな主演ドラマも2作品同様、“当たり役の方程式”にのっとったタイトルだ。
13日からスタートするNHKのBS時代劇「子連れ信兵衛」(金曜20時~、全6回)では、他人の赤ん坊を育てる羽目になった長屋暮らしの浪人を演じる。4日の会見では元モデルで妻の中西ハンナとの間に授かった長男(7)の子育てエピソードを告白。役づくりについて「自分も育休を取り、おっぱいをあげる以外大体のことはやったので、少しは役に立っていると思います」と胸を張って語っていた。
ちなみに、今作のキャッチフレーズは〈剣は一流、子守りは三流。長屋を守る、イクメン侍〉。わざわざイクメン侍などと世論に迎合したようなポップな肩書を謳うもんだからいぶかしい気持ちにもなるが、初回の試写を見る限り、時代劇ファンも裏切らない本格派で今後の展開が気になる内容だった。山本周五郎の「人情裏長屋」が原作で、撮影は京都・太秦の松竹撮影所。中村嘉葎雄(77)、笹野高史(67)、左とん平(78)といったベテラン勢が脇を固め、会見に出席したキャストらの和気あいあいとした様子はチームワークの良さと順調な撮影ぶりをうかがわせた。