著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

アムステルダム観光客抑制に大賛成 東京も倣ったらどうだ

公開日: 更新日:

 去年、八王子市ほどの広さのアムステルダムは観光客が年間800万人を超え、東京の観光客密度どころじゃないとか。そこへもってきて、遊覧船で運河を巡りながら「大麻を吸うツアー」もあり、「飾り窓」で有名な合法売春街もあり、帰ってこない酔っぱらいたちには天国みたいなものだから、世界中からバカ騒ぎしたいやつらが押し寄せるとか。朝まで酒を飲み散らかし、路上で寝たり、家を壊したり、近所の住民は大迷惑で眠れやしないのだ。おまけに世界ブームのマナーの悪い中国人観光客で人口密度も膨れるばかりだと。
だから、市は住民の暮らしを守るために策を練っている。ホテル新設も新規の出店も禁止、民泊ビジネスも制限し、空港の拡張計画さえ見直し始めた。当然のことだろ。都心の住民には観光客は逆に迷惑で死活問題なのだ。郊外に引っ越した人もいる。アンネ・フランクも自分の家が観光客でごった返すとは思ってもいなかっただろう。

 東京も倣ったらどうなんだ。オレも迷惑してる。寿司詰め電車に乗りたくもないのに乗っている。タクシーも大渋滞じゃ割に合わない。東京の人口密度は世界一だ。世界一人いきれがひどく、東京駅構内は獣以上に臭い人間臭が充満している。

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