新定番「ダイナミック琉球」成底ゆう子さんを甲子園で直撃
佳境を迎えた春のセンバツ。もうひとつの楽しみがアルプススタンドでの“熱戦”だ。今年も応援歌の“新定番”となった歌手・成底ゆう子さん(43)の「ダイナミック琉球」が旋風を巻き起こしている。
特徴は歌い出しの〈〽海よ~祈りの海よ~〉のソロパートから、全員応援へとつながる構成。一昨年の春に沖縄の高校バスケの大会で応援に使われ、ソロパートを歌う女子生徒がSNSで話題になった。その後、夏の甲子園で仙台育英高が使って“全国区”に。昨夏の第100回大会で優勝校の大阪桐蔭が演奏し大ブレークした。今年のセンバツでも日章学園や松山聖陵、山梨学院が使うなど、すっかり定番曲だ。
「ダイナミック琉球」は2011年に発売された成底さんのファーストアルバム「宝~TAKARA~」(キングレコード)に収録された沖縄民謡。ユーチューブの再生回数が15万回程度だったのが、17年の夏の甲子園後は100万回、現在は300万回を超えている。
18年には太鼓のリズムを変えた「応援バージョン」(同)が発売。最近は運動会や学芸会でもニーズがあり、先月13日に「キッズバージョン(DVD付き)」(同)がリリースされたばかりだ。