甲子園ソング新定番 沖縄民謡「ダイナミック琉球」の魅力

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 春のセンバツがいよいよ開幕。アルプススタンドでは各校の応援団やチアはもちろん、吹奏楽部(ブラスバンド)の演奏にも力が入る。コンバットマーチ、狙いうち、サウスポーといったお馴染みの楽曲から、近年では朝ドラ「あまちゃん」のテーマソングも定番化しているが、新たに脚光を浴びているのが「ダイナミック琉球」だ。

 もともとは沖縄民謡で、地元では応援用にアレンジされたバージョンが運動会のエイサーや対外試合の際の応援ソングとして歌われていた。それが東北の仙台育英高校が甲子園で演奏(写真)したのがきっかけで注目を浴び、女子高生が高校バスケの大会で歌うバージョンはユーチューブの再生回数が350万回を突破しているのである。

 特徴は冒頭のソロパート。♪海よ 祈りの海よ 波の声響く空よ~と、野球部員や女子生徒が声を張る姿はまさにダイナミックである。

「昨年の秋あたりから各校で応援ソングとして取り入れられています。レコード会社の方から何かを仕掛けたわけではないのですが(笑い)、うれしい反響を頂いております」(CD販売元のキングレコード宣伝担当者)

 耳に残る歌声。太鼓の響きとともに、甲子園のアルプススタンドを琉球の風が吹き抜けている。

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