新定番「ダイナミック琉球」成底ゆう子さんを甲子園で直撃
今大会は初戦から全試合、球場で観戦してきたという成底さん。応援歌として定着してきたことを、どう感じているのか。本人を直撃した。
「『サウスポー』や『狙いうち』のような定番曲になるには、正直もっと時間がかかると思っていました。甲子園で聴いても“違和感”がなくなったと肌で感じましたね。うれしいです。全員で盛り上がれて、一体感が出るところが受け入れられているようです。曲の力を感じました」
当初は応援歌として受け入れられるか不安があったそうだ。
「ソロパートから始まるため、屋外での応援には(聴こえなかったり、聴こえづらいため)適していないのではと不安でした。昨年のセンバツ優勝校の大阪桐蔭は、演奏がなかった。夏の大会初戦で使われた時は、その場で号泣しました。しかも、ソロパートを省いて、いきなり全員で合唱。広い会場での応援に適していて、歌詞も『目指せ春夏連覇』とアレンジされていて感動しました。優勝したことで“勝ち歌”になったのかなと思っています。今大会でもソロパートなしを採用している高校が多く、今後、定着していくのではないでしょうか」
「夏も見に行く」という成底さん。“勝ち歌”の定番になることを期待して胸を躍らせている。