福本ヒデさん「亡き母に“ニセモノ総理”でも見せたかった」
「描くのに時間がかかり、早いと2時間、長いものだと構想から3カ月ぐらいかかります。舞台後に帰宅してから描いてクールダウンしたり、朝起きてすぐに描くこともありますね」
「絵ばかり描いて!」と奥さんに文句を言われそうだが。
「家族のことは公に言わないようにしています。舞台を見てくれる方に余計なことを想像させてしまうので」
そりゃ失礼しました。
■07年の安倍首相の入院で引っ張りだこに
さて、広島県神石高原町生まれの福本ヒデ(本名・福本秀範)さんは高校卒業後、九州国際大学へ進学。「思い出づくり」で劇団に入り、現在、ザ・ニュースペーパーのメンバーである松下アキラと出会った。
大卒後、福岡で会社員をしながら活動を続け、福岡にライブで来たザ・ニュースペーパーのプロデューサーに声をかけられ1997年、松下とともに上京。メンバーに加わった。
「父は芸能活動に反対していたんですけど、神石高原町で公演した時、チケットをたくさん売ってくれました。16年前に亡くなった母は、凄く応援してくれていたので、ニセモノの総理でも総理になった姿を見せてあげたかったな、と思います」