LiLiCoさんがジャッキー・チェンと過ごした夢の香港取材

公開日: 更新日:

手作り衣装に着替え、夕食の招待

 ひとしきり歓談し、いよいよインタビュー。すると「せっかく来てくれたんだから、君のために着替えてくるよ。他のメディアと同じ衣装じゃつまんないだろ」とおっしゃって、この写真のジャケットで登場してくれたんです。

 フルオーダーの手作り衣装で、彼の左胸に半分見える水色の模様はアルファベットのJC(ジャッキー・チェン)。布を切り抜いて縫い付けてあります。ケータリングといい、衣装の着替えといい、なぜこれほどまで親切にしてくれるのか? 実はこれには伏線があるんです。07年8月、ジャッキーさん主演、真田広之さんが幼なじみの役で出演した「ラッシュアワー3」が日本公開された時です。六本木ヒルズアリーナでおふたりが登壇するジャパンプレミアが開催され、私はプライベートで会場に行っていました。すると、配給会社の方が顔面蒼白になり、息せき切ってやってきて「突然で申し訳ないけど、舞台挨拶の司会を依頼したい」って。勘違いで本来の司会者が帰ってしまい、連絡が取れないというのです。

 事情はわかりました。でも、当時は日本語もいまひとつでしたし、急いで台本を読まなきゃならない。動揺していたんでしょうね。楽屋の真田さんにご挨拶した際に「落ち着いて、水でも」と勧められて、間違って真田さんが飲んでいたペットボトルに口をつけてしまったほどでした。

 でも、みなさんのフォローもあってつつがなく終了。ジャッキーさんもすごく喜んでくださいました。また、そのアクシデントが彼のファンクラブの会報に掲載され、私は好印象を持って受け入れられたんです。それで以降は何かと優先的に取材させてもらえるようになったってわけです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…