3畳の物置に10年…緑川静香さん今も節約生活で母に仕送り
食事はたまにスーパーの試食コーナーで食べたり、近くの公園がつつじでいっぱいなので、おやつに蜜を吸ったり。草も食べてました。お母さんから「草をむしったら持ち上げて日光に当てなさい。自分の手が熱いと感じたら、殺菌が完了した合図だから」と言われたことをずっと信じて実行してました(笑い)。
お母さんには「トイレットペーパーは点線から点線までのひと区切り以上使うと、トイレが詰まる」とウソを教えられ、これもずっと信じてました。タレントになり、テレビ局のトイレで隣の個室からガラガラガラ! とトレペを引っ張り出す音が聞こえた時、「詰まる! 詰まる!」と焦りましたもん。
服はお兄ちゃんのお古で、アニメの幽遊白書やガンダムのTシャツ。友だちの家に行った時に出されたお菓子の箱を持ち帰り、筆箱に使う。アーモンドチョコのスライド式の箱が丈夫で、長く使えました。放課後に全クラスを回り、忘れ物の鉛筆を集めました。小学生の時はイジメられましたよ。チョコの箱を筆箱にして男物のTシャツ着ていればそうですよね。
高校生になると米のご飯を食べられるようになり、母屋で炊いて、物置で段ボール箱をテーブルにして、オカズなしで食べてました。たまにベビースターラーメンをふりかけて。最初は布団も段ボール。粗大ゴミから布団を拾ってきてからは布団で寝られましたけど。