京アニ映画「Free!」満席大盛況も…上映館が増えない事情

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 35人が死亡、33人が負傷した京都アニメーション(京アニ)の放火事件から2週間が経過した。放火事件の犠牲者数としては平成以降最悪という何とも悲惨な事件。そんな逆境にも負けず、同社が製作した公開中の映画「劇場版 Free!-Road to the World- 夢」が劇場を賑わせている。「公開4週目で興行収入は3億円を突破。全国で73スクリーンという上映規模から考えると大健闘」(映画興行関係者)という数字が裏付けるように、いずれの劇場も満席状態で、見たくても見られない盛況ぶりだというのだ。

 ネット予約の段階で、売り切れが続出。日刊ゲンダイ男性記者がどうにかチケットをおさえることができたのは、ウオッチしはじめて1週間後のことだった。

 訪れたのは、今月19日にオープンしたばかりの「グランドシネマサンシャイン」(東京・池袋)。7月下旬の平日昼過ぎの上映回だったが、ファンたちの熱気を肌で感じることとなった。

「Free!」といえば、TVシリーズが2013年に放送開始。個性豊かな美少年たちがさまざまな思いを胸に水泳に打ち込む姿を描き、女性を中心に人気を博しているアニメだ。当然、劇場に訪れる観客たちも男女比どころか、ほぼ女性だけといっても過言ではない。劇場は若い女性を中心としつつ、10代の高校生から40代くらいまで幅広い年代の女性で賑わっていた。男性は111席のうち、記者を含め3名程度。

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