家族でロス移住…小栗旬主導で活気づく日本の若手俳優勢
来年公開のハリウッド映画「ゴジラVSコング」の撮影に向けて小栗旬(36)がロスに居を構え、妻・山田優(35)と2人の子供を連れて生活するという。初の海外進出には「日本での集客効果を狙った起用では」という声もあるなかロスに腰を据えて挑戦する小栗。そこにはさまざまな思いも見えてくる。
これまで何人もの俳優がハリウッドに渡ったが、成功者と呼ばれるのは渡辺謙と真田広之ぐらい。いまだにハリウッドの壁は高い。舞台監督の父と元俳優の兄のいる環境で育った小栗は子供の頃から「ハリウッド進出」は夢だったという。子役から芸能界に入り、蜷川幸雄演出の舞台でも鍛えられ、ドラマ・映画と幅広いジャンルで活躍。当初、ビジュアル人気優先のイケメン俳優のようにみられていた。
話題になるのも女性とのゴシップが多かったが、2012年、結婚を機に公私とも一変。2人の子供と妻を大切にする家庭中心の生活。仕事も映画やドラマに専念。「茶の間をうならせる演技」と評された。所属する事務所も映画プロデューサーが設立した「本物志向のマネージメント」をモットーとしており、事務所の後押しも大きい。アイドル・芸人を専科とする事務所はあるが、若手俳優に特化した形でやっている事務所は意外と少ない。所属も小栗だけでなく、綾野剛、田中圭、木村文乃ら今のドラマ界を引っ張る面々が揃っている。