移籍時からあった疑惑…沢尻エリカ逮捕で事務所の責任は?
合成麻薬MDMAの所持で逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者(33)だが、尿検査の結果は“陰性”と判定されている。
通常、薬物案件では、違法薬物の使用と所持の2つで起訴されるケースが多いが、沢尻容疑者の場合は所持容疑だけでの起訴になる可能性が高い。
一方、沢尻容疑者は警察の調べに対し、10年ほど前から大麻、LSD、コカイン、MDMAを使用していたことを供述している。家宅捜索の際も「ここにMDMAがある」と自分で申し出ており、素直に取り調べに応じ、すべてを語っている格好だ。
結果論ではあるかもしれないが、沢尻容疑者の量刑は思った以上に軽い可能性が出てきた。本人が過去に薬物をやってきたと告白しても証拠が揃うわけもなく、立件されるのは今回のMDMAの所持のみ。それも自分が使用するためではなく、「預かっただけ」と主張されると、多くの求刑は難しい。すでに裁判の判決は懲役6月、執行猶予1年6月といった予想もささやかれている。
もっとも、裁判でも考慮されるだろうが、大きな社会的制裁は受けることになる。大騒動になっているNHK大河ドラマの撮り直しをはじめ、CM5本の違約金など、損害賠償額は5億円を超えるといわれる。執行猶予の期間を終えた後の仕事復帰も難しいものになるだろう。