M-1に強烈な爪痕残した ぺこぱ“掟破りの優しいツッコミ”
彼らのここまでの道のりは決して順風満帆ではなかった。ボケとツッコミを入れ替えたり、松陰寺が着物を着たり、ローラーシューズを履いたり、試行錯誤を繰り返した末にようやく今の芸風にたどり着いた。
2019年には元日の「ぐるナイおもしろ荘」で優勝を果たしたが、ブレークすることはできなかった。しかも、5月には当時の所属事務所だったオスカープロモーションがお笑い部門を閉鎖したため、契約解除の憂き目に遭っていた。その後、カンニング竹山の仲介でサンミュージックプロダクションに入った。
「ぺこぱ」は韓国語で「お腹がすいた」という意味だという。彼らはその名の通りのハングリー精神を発揮して、逆境から這い上がってチャンスをものにしたのだ。