映画監督・大林宣彦さん死去「転校生」「時をかける少女」

公開日: 更新日:

 映画「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道3部作で知られる大林宣彦監督が10日夜、肺がんのため都内の自宅で死去した。82歳だった。広島県尾道市出身。

 幼少のころから8ミリフィルムに親しみ、大学在学中に撮影した自主映画が評価された。1960年代からテレビCMを手掛け、山口百恵三浦友和が出演したチョコレートなどで注目を集めた。

 77年に「HOUSE」で劇場映画デビュー。78年には百恵・友和のベッドシーンが話題を呼んだ「ふりむけば愛」が大ヒットした。その後も「ねらわれた学園」「異人たちとの夏」「青春デンデケデケデケ」などの作品を世に送り出した。

 晩年は「野のなななのか」「花筐/HANAGATAMI」といった非戦を訴える映画に注力。2016年に肺がんが判明したが、闘病しながら作品づくりを続けた。遺作となった最新作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」は今年4月10日に公開される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期された。

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