松岡昌宏“リモートのミタゾノ”で垣間見えた頼れる兄貴感
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏が言う
「コロナ禍の中、いち早くリモートドラマにチャレンジしたのはNHKでしたが、視聴者の評価は見事に賛否両論だった。もちろん民放各局もリモートドラマ制作を検討していたはずですが、いったいどんな脚本がリモートにしっくりくるのか……判断に悩むところだったと思います」
実際、放送前のネット上には〈ミタゾノはリモートドラマか……期待しすぎずに見ることにしよう〉なんて声も見られ、視聴者もそう盛り上がっていた印象はなかったのだが……。
29日の放送直後にはこれが一変、〈このクオリティーをリモートで作ったの? すごくない?〉〈ミタゾノ、めちゃくちゃ面白かった!〉〈リモートドラマには、恋愛やコメディーより推理ものがしっくりくるのかも〉〈この短期間でよく練られた脚本だったと思う〉などなど、リモートのミタゾノを絶賛する声が多数投稿されている。中には〈神回だった〉という感想まで。
「流れが自然で、途中からリモートドラマであることを忘れて、普通にドキドキしながら見ていたほど。松岡さんの演技もいつも以上に素晴らしく、『コロナなんかに負けるな』という気合で座組をひっぱる頼もしい兄貴なんだろうな、とそんな想像もしてしまいました。すっかり松岡さんの当たり役となったミタゾノですが、シリーズは今後も長く続きそうな予感がしますね」(前出の山下真夏氏)
多くの後輩たちから「松兄」と呼ばれ、慕われているという松岡。いわば“男が惚れる男”というわけだ。転換期を迎えているジャニーズ事務所だが、今後のジャニーズを影で支えるのは案外、松岡のような骨太な男なのかもしれない。