「半沢直樹」グレートキャプテンで注目 鈴木壮麻は何者?

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 グレートキャプテンを演じた鈴木は、これまで朝ドラや大河などテレビドラマの出演もあるが、主戦場は舞台、特にミュージカルである。1983年に劇団四季の「ジーザス・クライスト・スーパースター」で初舞台を踏み、次々と大役を演じた後、98年に退団。以降、「エリザベート」や「レ・ミゼラブル」など多くの作品に出演し、ミュージカル界では欠かせない存在となっている。

 劇団四季時代から鈴木の舞台を見て、取材もしている演劇・映画ライターの辻則彦氏は「帰国子女ということもあるのかもしれませんが、鈴木さんは立ち居振る舞いに品があり、とにかく“洗練されている”という印象。話をすれば、真面目でストイックな人柄がにじみ出てくる人でもあります」と、こう続ける。

「ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐、『タイタニック』の船長、『エリザベート』のフランツ・ヨーゼフ1世。これらを演じる鈴木さんを見て感じたのは『とにかく制服が似合う』ということ。ですから今回のグレートキャプテンはまさに適役だと、『半沢直樹』を見ていて思わず膝を打ちました。半沢の制作サイドに、誰か同じように感じていた人がいたのかもしれませんね」

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