「捜査一課長」人気の秘密 “お約束”連発とSNS祭りの中毒性

公開日: 更新日:

 事件のカギを握る登場人物の名前も聞き逃せない。ギョーザの皮を握りしめたご遺体は「堤太蔵」だったし、スーパーのクレーム係であれば「九条菊子」と完全にダジャレだ。

「水戸黄門のようにお約束のセリフやシーンがあるのも中毒性を生む理由ですね。大福(斉藤由貴)が大福を頬張ったり、見つけのヤマさん(金田明夫)が重要な物証を見つけた時など『待ってました』と呟いてしまう」(茂木奈都氏)

 特に視聴者に愛されているお約束は、大岩と妻の小春(床嶋佳子)が自宅で愛猫のビビと戯れる中で事件のヒントを得るシーン。実はビビは内藤の事務所で実際に飼われている猫なのだが、回を追うごとにぷくぷくと大きくなっていく“成長ぶりに”目を細めるファンも多い。

「もう一つ外せないのが本田博太郎演じる笹川刑事部長です。毎回、大岩に重要なヒントや教訓を授けるんですが、その登場がエキセントリック。ロッカーから飛び出してきたり、噴水からびしょぬれのスーツ姿で現れたり、もはやコントです」(茂木奈都氏)

 そして、これらのお約束が登場するとSNS上ではツッコミ祭りが始まる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動