コロナ禍でお笑いレベル低下 「M-1グランプリ」が心配に…
芸能ライターのエリザベス松本氏も、こう口を揃える。
「私が観劇するようになったのも、この2カ月ぐらいで、コロナ禍で半年以上のブランクができてしまったわけです。自宅で稽古はできるにせよ、やはり観客の前でやっていないと“舞台勘”みたいなものが鈍りますし、それを取り戻すのにはある程度、時間がかかる。お笑い芸人にも通じる話で、20日に生放送される『M-1グランプリ』に影響が出ないか、心配になりますよね」
言われてみれば、確かにそうか。中堅お笑い芸人がこう明かす。
「同じネタでも、お客さんの生の反応をうかがいながらアドリブとかテンポ、声の大小など、何度も舞台にかけて微調整していくわけです。昨年のM―1王者ミルクボーイもしかり、1年かけていかに場数を踏んでおくかが大事なんですが、今年は舞台に立つのすら難しかったわけで、それが本番に微妙に影響してくるように思います」
今年のM-1はクオリティーが下がったなんてことにならないことを、祈りたい。