徳永えりは1988年組の最終兵器 “同期”の戸田恵梨香に刺激
戸田のその言葉を徳永に伝えると、照れながら、「恵梨香のありがたみは年齢を重ねるごとに感じます。彼女が頑張ってる姿に鼓舞されて、不思議と、ライバルではないんですよね」と語った。
徳永は、身近にいる戸田が早くから連ドラの主演女優として活躍している姿に刺激を受け、脇役のポジションも含め個性的な役柄を演じる女優こそが自分の輝く場所だということに気づいたのだと思う。
10代の頃に彼女は、所属事務所の社長に「えり、30代からが勝負だからな」と言われたという。
そして今、彼女はその30代になった。今では主演・助演の両方において、抜群の演技力で役を自分らしい色に染める女優として、スタッフや視聴者から厚い信頼を得ている。
徳永えりは、ビンテージワインのように、今後さらに熟成の味わいを見せるだろう。若い世代の女優が躍進しているが、今こそ、最強世代といわれた「1988年生まれ組」の底力を見せてほしい。