好きなことで生きていくため松下洸平が無くさない矜持
「当時のレコード会社の人と話し合って、『キミ、絵が描けるんだから、歌を歌いながら一緒に絵も描いちゃいなよ』って」(松下洸平/TBS「櫻井・有吉THE夜会」3月25日放送)
2019年秋開始の朝ドラ「スカーレット」(NHK)で、ヒロインの恋人・十代田八郎役を演じ「八郎沼」なる言葉ができるほど人気を呼び、32歳で大ブレーク。その後は立て続けにテレビドラマに出演。今年1月からは「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ)の人気コーナー「ゴチになります!」のレギュラーにも抜擢された。
そんな松下洸平(34)は実はもともと歌手としてデビューした。だが、ただ歌を歌うだけではパンチがないということで、スタッフから言われたことを明かした言葉を今週は取り上げたい。
ステージの後方に大きなキャンバスを用意しておき、1コーラスを歌い終えるとマイクを筆に持ち替える。間奏中にその曲に合わせたイメージの油絵をその場で一気に描き上げ、2番が始まると、またマイクを持って歌い出す。名付けて「ペインティング・シンガー・ソングライター」。松下は当時を「なかなか、ちょっとしんどかった」と述懐する。