著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「おかえりモネ」試験合格記念!テレビ番組の気象予報士を総チェック

公開日: 更新日:

 今週NHK朝ドラ「おかえりモネ」のヒロイン、百音(清原果耶)がとうとう気象予報士試験に合格した。合格率5%の狭き門を突破するなんて凄いぞモネ。TBSのお天気の顔・森田正光さんでさえ、一度は不合格になったのだから。というわけで、モネの気象予報士試験合格を記念して、テレビで活躍する気象予報士をチェックしてみた。

 ◇  ◇  ◇

 まずは日本テレビ系「news every.」の「木原さ~ん、そらジロー」でお馴染みの木原実。もともとは篠井英介らと劇団「花組芝居」を立ち上げ、俳優をやっていたが、いつの頃からか日テレの夕方のお天気を担当、今ではすっかりお天気の顔に。12日、「人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007」には彼の息子が登場し、父親は誰か、というクイズをやっていた。その中で声優・神谷明の付き人だったことも発覚、ここに至るまで紆余曲折あったようだ。

 木原と人気を二分するのが「あまたつ~」でお馴染みの天達武史。小倉智昭が去った後も「めざまし8」に残り、フジテレビの朝の顔としてお天気を伝える。人がよさそうで憎めないところが人気の要因か。小倉時代は中継だったが、今はスタジオからお天気にまつわるコーナーを担当。小倉が居なくなってのびのびしているように見えるのは気のせい?

 先月コロナに感染、ファンを心配させているのがテレビ朝日系「グッド!モーニング」と「サタデーステーション」の依田司。もう半月も経つのにいまだ復帰せず、ネットには「まだ?」と心配する声も……。読売テレビ制作、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」の蓬莱大介、宮根誠司との掛け合いはもはや番組名物。宮根にいじられて焦るところがカワイイ。

 NHKの「おはよう日本」で高瀬耕造、桑子真帆とともに朝ドラ送りしているのが檜山靖洋。同じ名字なので、勝手に親近感を持って毎朝見ている。地味で生真面目そうなところがNHKに重宝されるゆえんか。先月「おかえりモネ」のエンディング「観天望気」に写真が採用され、少しだけ話題になった。NHKに頼まれたわけでもなくガチで応募したとのこと。

 ほかにも、気象予報士の資格を持つ有名人には、石原良純カラテカ矢部太郎ジャニーズの阿部亮平、岸本慎太郎、さらに「バイキング」でお馴染み国際弁護士・清原博も2016年に資格をとり、最近、お天気コーナーも担当し始めた。

冠番組を持つ新井恵理那

 一方、女性のお天気キャスターに目を向けると、日本テレビ系「ZIP!」の貴島明日香も、フジテレビ系「めざましテレビ」の阿部華也子も、TBS系「新・情報7DAYSニュースキャスター」の新井恵理那も気象予報士の資格は持っていない。

 新井など、気象予報士でもないのに「新井恵理那のWeatherニュースキャスター」という冠番組を持つのだから、逆の意味で凄い? 天候不順が続き、気象予報士の注目度もますますアップ?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇