菅首相の「自宅療養方針」は絵に描いた餅、事実上の敗北宣言だ
多くの人がこれは「事実上の敗北宣言」だと言っている。
医療崩壊で病床が足りない現実を、中等症以下の患者を自宅に放置することによって、なかったことにする。ベッドが足りないのを「そもそもベッドは重症者だけのものだ」と王様が宣言して、いかにも国は間違っていないと言い張る。しかも世界からメディアが集まっているこの時期に、傲岸不遜、厚顔無恥も甚だしい。
中等症というのは、呼吸器こそつけないが肺炎が進行していて、医者の言葉を借りれば「人生で最も苦しい時期」ともいわれている。
ある主婦はツイートで「夫は中等症だったけど、24時間の酸素吸入、ステロイドとレムデシビルの投与、ステロイドの副作用による血糖値上昇を防ぐインシュリン注射。こんな事が自宅でできるはずが無い。自宅療養なら恐らく助からなかった」と書いている。
これはもう事実上の「医療崩壊」を国が認めたようなものだ。それなら、総理がやるべきはまず謝罪だろう。「我々が間違っていました」と国民に謝り、すぐに国会を開け。