NHK朝ドラ「おかえりモネ」はココが変!気になる3つのこと
この2週間は日本人選手のメダルラッシュでテレビは五輪一色。先週の週間視聴率の上位30のうち20は五輪中継、7番組は報道関連だが、報道でも五輪を取り上げているから、五輪以外といえるのは朝ドラ「おかえりモネ」(NHK)と、「ポツンと一軒家」「相葉マナブ」(ともにテレビ朝日系)の3番組という怒涛の五輪ウイークになっている。
その「モネ」だが、評判はどうか。ヒロインはモネ役の清原果耶。先々週からはモネは宮城・気仙沼から上京して、気象予報士としてテレビ局で働き始めた。
前回の朝ドラ「おちょやん」は情と欲の塊のような人間社会を描いていた。片や「モネ」は出演者みんながいい人だらけの理想的な(?)社会がベースだ。食べものに例えるなら、何が入っているかわからないギトギトのモツ煮込みと味が薄いサラサラのお茶漬けくらいの差で、「モネ」は一言で言えば偽善的に見える。
いみじくも今週はモネが同僚・莉子(今田美桜)に偽善的で「重い」と言われる場面が放送された。それならそうと、中身を軽快に修正するのもありだと思うが。