元NHK大越健介キャスター「報ステ」初出演は“ほろ苦”デビュー…識者2人はどう見たのか?
「初日は無難な船出といったところでしたが、“もの言うキャスター”のイメージが先行しているきらいもあり、過度な期待はしてはいけないと思う。2014年に『集団的自衛権の行使をめぐる憲法解釈の変更』が閣議決定されたときも、大越氏のコメントに期待したのですが、“日本への脅威を抑止する性格が強まります”とまるで政府広報のような発言にとどまっていた。人柄のよさは画面から伝わってきますから、今後、期待することは、少なくとも『政権に対して迎合や忖度はやめてほしい』というのと『おかしいことはおかしいと伝えて欲しい』ということの2つです」
碓井氏はむしろ昨今のテレビ朝日の状況を鑑みれば、それができれば御の字だとも言う。
「衆院選も近く、しばらくは“政治の季節”が続きます。4日の放送で大越氏は、岸田新政権に対して、『掲げる旗をぜひ明確にしていただきたいと思います』とコメントしていましたが、大越氏にもぜひそうしていただきたいですね」
ともあれ、走り出した新生「大越ステーション」。本領発揮はまだこれからか。