元NHK大越健介キャスター「報ステ」初出演は“ほろ苦”デビュー…識者2人はどう見たのか?
いささか心もとない船出となったが、作家の麻生千晶氏は「全体として、私はまあまあよかったと思う」とした上でこう語る。
「テレ朝は今回のテコ入れに力を入れたわけですから、もう少し前宣伝をしてあげればよかったですね。私も10月1日の金曜日が初出演なのかと思っていたほどです」
麻生氏は続ける。
「最初こそ緊張していましたが、スタジオに入ってからは元NHKのエースだけに、落ち着いて、スポーツコーナーでは時折冗談も交えながら自分の言葉で伝えていた。新内閣発足に関してきっちり現場取材に出ていたのもさすがです。失礼ながら、見た目は風采の上がらない普通のおじさんですが、中身で勝負といったところで、NHKらしからぬ妙な自信にあふれている。それでいて決して傲岸不遜な感じではないところがいいですね」
■「人柄のよさは伝わってくる」
同番組の公式ブログでも大越キャスターは、政治記者時代から「おまえ、持ってるな」とよく言われていたと明かしている。そして今回もまた、初出演日にいきなり大きなニュースに恵まれたことに対し、報道の現場に戻れたことのやりがいや喜びをつづっている。メディア文化評論家の碓井広義氏は、今後の期待をこう語る。