ボーイズグループオーディションの竜頭蛇尾 メンバー決定時が人気ピークでデビュー後失速
このところボーイズグループオーディション番組が活況だ。4月から日本テレビとHuluでオーディション過程を放映した「The First」から、7人組のBE:FIRST(ビーファースト)が誕生。来月3日にメジャーデビューを予定している。
NiziUの生みの親、J.Y.Park(49)もまた「Nizi Project Season 2」として11月からボーイズグループオーディションを全国で開催。20年にデビューした11人組、JO1(ジェイオーワン)も、韓国の人気オーディション番組「PRODUCE 101」の日本版「PRODUCE 101 JAPAN」出身で、同番組は日本のボーイズグループオーディションブームの先駆け的存在だ。
■「早めに売りたい」音楽業界の事情も
オーディションの過程を毎週放送し、メンバーが厳選される中、課題曲を先行リリース。デビューまで盛り上げ、まるで自分が“育成ゲーム”に参加しているかのような感覚でファンを取り込んでゆくのが特徴。ところが注目度は、メジャーデビューがピーク、その後失速しがちという難点も浮かび上がってきた。音楽評論家の富澤一誠氏がこう言う。