眞子さま結婚で皇位継承さらに先細り…「旧宮家の復活」「愛子さまとの養子縁組」って何だ?
元宮家といっても祖父母の代のことであって、皇族との養子縁組の対象となる男性は、生まれたときから一般人である。それを皇族にするというのだから制度改正が必要だが、仮に2年後に実現したとして、女王の三笠宮彬子さまは42歳、瑶子さまは40歳、高円宮承子さまが37歳。もし佳子さまが皇籍を離れていたら、養子縁組の中核が愛子さまになるのは確実だろう。結婚相手に誰を選ぶかという極めてプライベートな議案なのに、肝心の皇族がカヤの外というのも恐ろしい話である。どうも政治家は皇族に対する人権は考慮しないらしい。
■旧宮家の子孫の多くはサラリーマンに
ところで、旧宮家ってなんだろう? 日本の敗戦から消えて75年。ほとんど死語になってしまったが、どういう人たちだったのだろうか。
宮家の数は時代によっても変わるが、終戦時には14宮家があった。秩父宮、高松宮、三笠宮ら昭和天皇の皇弟にあたる直宮家と、天皇家の直系ではない11宮家である。11宮家とは、①伏見宮、②朝香宮、③北白川宮、④東久邇宮、⑤梨本宮、⑥閑院宮、⑦竹田宮、⑧久邇宮、⑨山階宮、⑩賀陽宮、⑪東伏見宮のことだ。