眞子さま結婚で皇位継承さらに先細り…「旧宮家の復活」「愛子さまとの養子縁組」って何だ?

公開日: 更新日:

 ほとんど明治になってからできた宮家だが、敗戦後の日本を統治したGHQは、3つの直宮家を残し、11宮家は特権を剥奪、皇籍離脱を迫られた。天皇の権力を削ぐためである。簡単に言うと、一時金を交付して皇籍離脱させ、そこへ財産税をかけて大半の資産を没収したのだ。例えば敗戦後の伏見宮家の財産は790万円だった。現在のお金で推定40億円ほど。いかにお金持ちだったか分かる。財産税は8割弱だったから、残ったのは180万円。今なら推定9億円になるが、経済的にはかなり苦しかったようだ。それは他の皇族も同じで、彼らは次々と土地を売却していった。それを買ったのが西武グループの創始者・堤康次郎である。

 戦後、皇籍を離れたあと宮内庁女官長になったり、ブラジルに移民した元皇族もいた。75年経った今、東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑で名前の挙がった竹田恒和日本オリンピック委員会元会長は別として、旧宮家の子孫の多くはサラリーマンになっているようだ。

 果たして、内親王や女王のもとへ養子に行く人が現実的にいるのだろうか。(つづく)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差