眞子さま結婚で皇位継承さらに先細り…「旧宮家の復活」「愛子さまとの養子縁組」って何だ?
眞子さまと小室さんの結婚が確定したことで、やがて眞子さまは皇室典範に基づいて皇籍を離脱して一般人になる。これで日本の皇族は17人になるが、このうち未婚の男女は6人で、男子は悠仁さまだけである。内親王と女王で、今年30歳を迎える眞子さまより若い方は2人。その中の1人である妹の佳子さまも、いずれ結婚して皇室を出ていくだろうといわれている。そうなると、将来の天皇を約束されている悠仁さまを除けば、愛子さま1人となる。さすがにこれではまずいだろうと思うのは当然だ。
このままでは天皇家の皇位継承問題は先細りになっていくのは確実だ。皇室の活動は天皇だけでできるものではないから、皇室行事の運営にも支障が出てくる。しかし、岸田文雄総理は共同会見でも「女系天皇に反対」を表明していたし、天皇は「男系男子」に限ると主張してきた安倍元首相と一緒に女系天皇に反対する高市早苗を政調会長に起用した以上、岸田政権で女系天皇が実現することはほぼなくなったといえる。
前の菅内閣のときには、有識者会議が皇族数を確保するために、女性皇族が結婚後も皇室に残ることと、旧宮家の男系男子を皇籍に復帰させて皇族と養子縁組させる案が検討された。岸田内閣でも継続して検討していくというが、ポイントは「旧宮家の復活」ということで、テレビなどでも盛んに取り上げるようになった。