桃井かおり編<3>「もう頬づえはつかない」しぐさや表情の中に当時の若者の気分が凝縮されていた
1970年代後半。桃井かおりは、しらけ世代の象徴的な女優だった。マスコミの前でもたばこを吸い、酒を飲み、その奔放な言動が話題になって、自由を求める若者たちの時代感覚をリードする、ある種のオピニオンリーダー的な存在になった。そんな彼女のイメージの頂点と言えるのが、東陽一監督の「も…
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