インディアンスは“前に前に”の騒々しい漫才から少しずつ力みが抜けて…
■3年連続で「M-1」決勝進出
再結成したインディアンスがオーディションを勝ち上がり、劇場の舞台に立つようになりましたが、田渕君の“前に前に”という気持ちが強すぎて空回り。ボケからツッコミに変わったばかりの木村君は、田渕君の“前のめりな”ボケを止めようと必要以上に強く一本調子に。ダメ出しではいつも「(ボケもツッコミも)そない全力でせんでも大丈夫やから、メリハリをつけて、お客さんがリラックスして聞いてもらえるように、丁寧に丁寧にを心がけてやったら余計な力が抜けてくるから」とネタの内容にかかわらず、毎回同じことを言っていたと思います。
その後のインディアンスは強引すぎる“騒々しい漫才”から少しずつ力みが抜けてきています。2019年、初めてM-1の決勝に進んだ時に楽屋で「ホンマのおめでとうは優勝してからやけど、とりあえず、おめでとう!」と握手をした時に木村君が「夢みたいです。何が良かったんでしょう?」と信じられないような表情で言うので「ツッコミがうまなったから」と言うと「うっわ、これまでで一番うれしい言葉です!」と涙目になっていたことを今でもハッキリ覚えています。
3年連続M-1決勝に向かうインディアンス、これからも必死で面白さを追求してくれることでしょう。