「ゴシップ」は黒木華の演技と存在感で化けるか? 視聴率浮沈のカギは“ラブ要素”にあり

公開日: 更新日:

 初回放送後、ネット上では〈キャラの強い主人公が周囲を巻き込んで意識を変える、という従来のお仕事ドラマのテンプレ〉〈驚くほどのご都合主義〉〈この枠前作のように、途中から妙な恋愛要素ぶち込むんだったら嫌だな〉などネガティブな意見もあったが、〈黒木さん、野間口徹さん、安藤政信さんなどの演技合戦が楽しみ〉〈副題にある○○の意味が何なのか、気になる〉などと応援する声も。

■フジ木10枠は“実験枠”とはいえ…

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「設定が大手出版社のニュースサイトの現場という割には、さっぱりリアリティーを感じません」と言いつつも、こう続ける。

「リアリティーとか目新しさとか爽快感を求める人には残念な部分もあるでしょう。でも、僕はフジ木10枠は実験枠として応援しています。『ゴシップ』は“完全オリジナル”とうたいつつも既視感は否めませんが、演者さんたちの魅力を引き出そうとする脚本と、これまで演じてきた役を超えようとする演者さんたちの演技に期待しちゃいますね。特に、どんな役も設定以上に女性の持つ強さと弱さ、可愛さと怖さを表現してきた黒木さんは、また新たな一面を見せてくれそうです。あとは無理にラブの要素を入れたり説教くさくならなければ、面白くなりそうです」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…