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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

DBキャラから降りない…R藤本はただのイロモノではない確かな存在

公開日: 更新日:

「集英社ならびバンダイ、東映アニメーション各位、もう少しだけ見逃してくれー!」(R藤本/フジテレビ「千原ジュニアの座王 新春SP」1月2日放送)

 ◇  ◇  ◇

「大喜利」「ギャグ」「モノマネ」など、さまざまなお題で対決する「座王」で、「鬼」と呼ばれる絶対王者の笑い飯・西田に次ぐ成績を収めているのが、R藤本(40)だ。「ドラゴンボール」シリーズの人気キャラクター「ベジータ」の憑依モノマネで知られる彼が「土下座」して一言というお題で言ったセリフを今週は取り上げたい。

 もともと、藤本がお笑い芸人になったのは会社勤めの傍ら「R-1ぐらんぷり」(フジテレビ)に出場したのがきっかけだった。それを見たアマチュアお笑いライブの主催者が出演をオファー。「週末だけやる草野球」のような感覚で行っているうちに、やがて会社を辞めた。

 その頃やっていたのは「アンパンマン」のジャムおじさんのネタ。だが、お面をつけていたため、先がないと感じた藤本はベジータになった。きっかけは「コスプレ衣装の発売を知ったから」という身もフタもないものだったが、これが思いのほかウケた。

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