コロナ禍で仕事が激減「暇だからといって落語の稽古はしません」

公開日: 更新日:

 皆さん、政府の補助金をもらっていたのだろうか。

「もちろん持続化給付金など、もらえるものは全部頂きました。申請の書類を書くのが仕事だった時期があります。芸人が一番苦手な作業ですわ」

 暇を持て余したのではなかろうか。

「僕は以前から、集中的に仕事をして、その後は長期休暇を取って海外旅行に行くのが好きで、インドネシアなどで過ごしてました。それができなくなったのがつらいですね。暇だからといって、落語の稽古はしません(笑い)」

 染雀こと本名・東精一は、1967年、大阪府八尾市に生まれた。

勝新太郎の主演映画、『悪名』で、ガラの悪い河内弁が有名になりましたが、うちの家族はそんなことありませんでした」

 確かに染雀は、こてこての大阪弁ではなく、標準語に近いソフトな語り口である。

「本を読むことが好きな子供でして、高校時代に読んだ本の中に『桂米朝全集』があって、上方落語の面白さにハマりました。それまではラジオから流れてくる寄席中継で聴くくらいでしたが、生の落語を聴きたくなりまして。初めて行ったのが島之内寄席でした」 (つづく)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情