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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

しずる池田「KAZUMA」に改名 わが道を貫き世間を徹頭徹尾おちょくる

公開日: 更新日:

「俺も分かんないんだよね……。正直、そこまでこだわりないから、池田って呼んでくれてもいいし、Zを使わなくてもいいし、カタカナでカズマでもいいし」(KAZMA/日本テレビ「スッキリ」1月21日放送)

  ◇  ◇  ◇

 今、最もフザけた芸人といえば、しずるの池田一真(38)だろう。いや、現在は改名したため、「KAZMA」(編注・Zはストローク付き表記)だ。タレントの改名といえば一大事。できるだけ、大きな番組で発表するのが普通だ。だが、彼はそうしなかった。なんと、山形ローカルの「極み鍋」(山形テレビ)冒頭のクレジットで、「池田一真改め“KAZMA”本邦初公開」と発表したのだ。

 しかも、この番組に彼らが出たのは3回目にすぎない。ストローク付きの「Z」は、通常の変換では出てこない。どうすればいいかと聞かれて、KAZMAが答えた見解が今週の言葉だ。

 一体、何の意味があるんだ、と言いたくなるフザけっぷり。いつまで続けるのか、と聞かれると「怒られるまで」と悪びれずに答えた。彼にはこうした人をおちょくるような発表をした“前科”がある。それは自身の結婚発表だ。

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