上島竜兵さんは“気遣いの人” よく思わないスタッフは日本中一人もいない
■「ホントにヤケドしちゃ笑えないもんね。たとえ冷たくても熱々に見せるのがプロだからね」
打ち合わせでは「熱々おでん」などの“定番”芸でもきちんと自分で確認をされて、細かい注文を出されていました。語り口調は決して上から目線ではなく、「ホントにヤケドしちゃ笑えないもんね。たとえ冷たくても熱々に見せるのがプロだからね」と若いスタッフに丁寧にレクチャーされていたのが印象的でした。
20年以上前になりますが、構成者として初めてお会いした時に「漫才作家」という肩書の名刺をお渡しすると「漫才書いてらっしゃるんですか?」と驚かれ、「(オール)阪神・巨人さんや(今)いくよ・くるよさんのネタを書かせていただいています。吉本新喜劇も少ないですが書いてます」とお伝えすると「本物の作家さんだ、凄いや!」と顔を覚えていただき、以降、別の番組で廊下ですれ違う時にも「ごぶさたしてます!」と“上島スマイル”を返してくださり、時間のある時は漫才やコント、新喜劇の話を真剣に語らせていただきました。
■自分のウケより全体のウケ