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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

飲む・打つ・買う 2人の親父に仕込まれた空気階段もぐらの「はぐれ者視点」

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「どうも、名字が5回変わってます! 鈴木もぐらです!」(空気階段・鈴木もぐら/TBS系「ラヴィット!」5月27日放送)

 ◇  ◇  ◇

 昨年「キングオブコント」(TBS系)で優勝。「クズ芸人」としても人気の空気階段・鈴木もぐら(35)。彼が自己紹介として語ったあいさつが今週の言葉だ。

 彼の出生時の名前は現在の風貌やキャラとは似つかわしくない「白鳥翔太」だった。そこから両親が離婚し、名字が母の姓の「鈴木」になり、母が再婚して「宇井」に。再び離婚し、「鈴木」に戻り、現在は結婚した妻の姓(非公表)になっている。

 最初の父、通称「白鳥の親父」は「ろくでなし」だった。まだ4~5歳だったもぐらをよくフィリピンパブに連れて行った。幼い子供が来ればホステスたちは「可愛い」と寄ってくる。父はそれを狙っていた。会計の際、父はよく「ツケで」と言っていた。「ツケってなに?」ともぐらが聞くと「ツケって言っとけば払わなくていいんだ」と答えるような男だった(TBSラジオ「空気階段の踊り場」2020年1月24日)。

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