“Uターン”はなわ再上京で「勝ち組」に…地方移住タレント成功の秘訣
芸能人の地方移住が相次いでいる。女優の柴咲コウ(40)は昨年、北海道で2拠点生活を始め、友人と共に牧場を共同経営。紗栄子(35)も昨年から栃木県に移住し、牧場を経営。松山ケンイチ(37)は18年から妻・小雪(45)と家族で2拠点生活を実現。“サステナブルかつスタイリッシュな移住ライフ”がトレンドになっている。芸人でも波田陽区(46)が16年から福岡に、元オセロの中島知子(50)が19年から大分に移住するなど、続々と地方に拠点を移している。
ITジャーナリストの井上トシユキ氏がこう言う。
「コロナ禍で皆が気づいたことは、別に都会に固執しなくてもいいということ。お会いした移住タレントさんに聞いたところ、移住すると地元の名士と仲良くなり、スポンサードしている番組に起用されたり、私的なパーティーに呼ばれたり、マイペースで生きていくなら仕事に困らない。有名人が移住すると、地元での過ごし方を自身のユーチューブやSNSで発信してくれるため、移住希望者が増えるという地域のメリットも大きいそうです」
再上京して六本木でバーも経営
そんな中、移住の先陣を切っていた、お笑い芸人のはなわ(45)が再上京して話題だ。11年に子育てのため地元佐賀にUターンし、佐賀市プロモーション大使に就任するなど佐賀に骨をうずめる覚悟だと思われていた。ところが、19年から始めたユーチューブ「はなわチャンネル」が現在登録者数43万人超え。トップユーチューバーの仲間入りし、昨年夏に再上京。現在は六本木でバーも経営している。
「弟のナイツ・塙さんがSNSで話題にしたり、ご自身のユーチューブがきっかけで再ブレークし、都心に近い方が仕事が便利になってきたのでしょう。ある意味成功の証しなのでは。とはいえ、はなわさんはレアケース。芸能人の移住者が増え、今までのように地方でも“そこそこ食える”かどうかは未知数です。地元に強いローカルタレントもいますし、エリアによってはレッドオーシャン化しているかもしれません」(前出の井上氏)
地方移住ブームはいつまで続くか。