ファン・ビンビンひさびさ公の場に 中国芸能界から追放された巨額脱税事件で罰金173億円!
中国人女優のファン・ビンビン(41)が先月、ドイツ・ベルリン国際映画祭に登場、久しぶりに公の場に姿を見せて注目された。5年前の巨額脱税事件で中国本土の芸能界から完全に追放状態だったが、香港映画「緑夜」に主演。この作品が同映画祭のパノラマ部門にノミネートされたのだ。
ファンは1981年、山東省青島市で生まれ、93年に芸能界入りし、数多くの映画やテレビドラマに出演。その美貌もあって、多数の賞を受賞し中国の国民的女優となった。
その運命が暗転したのが2018年の脱税事件だ。中国政府が芸能界への規制を厳格化する中、同年5月に元アナウンサーが、「ファンは収入を過小申告して巨額の税金逃れをし、二重契約などで実際よりも高い出演料を受け取っている」などと暴露。7月に脱税容疑で逮捕され、その後3カ月間、消息が途絶えて世界的なニュースになったものだ。
10月にファンは追徴課税や罰金などで合計8億8000万元(約173億円)の支払いを命じられ、SNSの微博(ウェイボー)で謝罪した。
■中国大陸内での復権は難しい